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ミニ詩集 鯨の泣いた日
¥800
星野灯、5冊目のミニ詩集。 ミニ詩集の制作は、4冊目の『ことばを育む手のなかで』以来、1年ぶりとなる。 「鯨の泣いた日」をはじめ、「生きる」「帰り道」など10篇収録。 A6サイズ、32ページ。 また一つ 失くしてしまった とだけ思って 棚にしまえる者だけが 「大人」なのだとしたら どこまでも 子供のままでいい えんえんと泣き それしかできない日があって また一つ 増えてしまった さみしさは 散らかったまま 光っていて そこでわたしを 照らしていて えんえんに潜る それでしか超えられない夜があって 死は詩を連れ 光である という一点を いつの夜も 指差している 収録作品「生きる」より
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二人詩誌 なにかをつくり、とどけるひとへ
¥800
星野灯と とし総子さんが交換日記のように、5編ずつ書き交わした詩誌の第3弾。 今作は「つくり、とどける」をテーマにした詩を計10篇収録。 A6サイズ、32ページ。 時間は二度もやってこない 刹那、生きそびれないように しっかりと寝ておかないといけないよ 眠らせ屋の小言が作業部屋に漏れる なにをつくるっていうんだい? 悲しい過去を売ってまで ただの塵になるかもしれないよ 誰も奥底を知りやしないのに それでもつくるというのなら しっかり寝てからつくりなさい 身体は言うほどやさしくないよ 痛みに耳を伏せていたら すぐに愛想を尽かして お前を覆い尽くすだろう ゆらり ゆらり 迷いながら それでもつくるんだね 皺の増えた手が背を撫ぜる 小言の止まぬ夜の更け 秒針が首を垂らす 収録作品「眠らせ屋の小言」星野灯 より
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二人詩誌「月にゆられて、心のまんなか」
¥700
星野灯と とし総子さんが交換日記のように、5編ずつ書き交わした詩誌の第2弾。 今作は「月」をテーマにした詩を計10篇収録。 A6サイズ、36ページ。 わからないことばかり だから生きているんだ 喜怒の隙間で考え事をして ほんの少しかしこくなる 哀楽が目を覚ますたびに 窓をあけて月をみあげる 日常は弛みない 生活は頼りない 螺旋状に日々はうまれ 杖もなくのぼりつづける もうすこし あとすこし 収録作品「日進月歩」星野灯 より
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二人詩誌「あなたの猫、わたしの猫」
¥700
星野灯と とし総子さんが交換日記のように、5編ずつ書き交わした詩誌の第1弾。 今作は「猫」をテーマにした詩を計10篇収録。 A6サイズ、30ページ。 はねた みずが はなに ついた とんだ ねこは あめを のぞく こころ どこか ここに なくて ねこと ひとは からだ よせる こどく このむ ねこも あれば ひとり かなし ひとも ありて ひとつ やねの したの とこよ けさも ともに よるを あかす 収録作品「くらし」星野灯 より
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ミニ詩集「ことばを育む手のなかで」
¥700
星野灯、4冊目のミニ詩集。 「冬眠し損なった私たち」をはじめ、「手に」「ことば」など10篇収録。 A6サイズ、28ページ。 空っぽの筒から声らしき音が 漏れて 届かないでほしくて 口を塞ぐ 手袋の毛羽立ちがむず痒い 冬がくすぐったい 物哀しさは 冬を耐え忍ぶ 宿命 のようなもの 冬眠し損なった生物にのみ与えられた 手では触れないギフト もうすこし 生き永らえたら また 会える 収録作品「冬眠し損なった私たち」より
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ミニ詩集 空が青くない日でも
¥700
星野灯、3冊目のミニ詩集。 「「幸」みたいな顔して」をはじめ、「両手に爺」「うんこ」など10篇収録。 A6サイズ、34ページ。 ちゃんと食べれていますか 好物を頬張って 幸せを可視化したみたいな顔を 思い出すたび満たされてしまいます あなたが頬を丸くするとき 目尻を垂らすのは あなたの「感情」そのものが 世界の全てであってほしいから ちゃんと息を吸えていますか 風船みたいな心臓だから 細くなった心が刺してしまわないか 時折あなたの胸の動きを確認してしまいます あなたが眉間に皺を寄せるとき 耳を塞ぐのは あなたの心臓が割れる音を 聞きたくないから ちゃんと眠れていますか 毛布にモフリして 少し口角が上がったまま 目を瞑っている様子を思い出します あなたがやさしく目をくっつけるとき 見惚れてしまうのは あなたの知らないあなたを 見れる孤独だから 収録作品「「幸」みたいな顔して」より
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ミニ詩集 窓があるから、世界が眩しすぎる
¥700
星野灯、2冊目のミニ詩集。 「窓」をはじめ、「アイム ヒア」「ここに。」など10篇収録。 A6サイズ、30ページ。 窓の写す景色は 窓一つ一つ違う 海が見える窓 山が見える窓 となりの家が見える窓 公園が見える窓 窓はこの世界の事を 少しだけ教えてくれる 「この世界をもっと知りたいなら 窓の向こうへ進みなさい」 と言わんばかりに 窓は世界を写してる 収録作品「窓」より
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ミニ詩集 星は星であるために光る
¥700
星野灯初のミニ詩集。 神戸新聞年間大賞に選出された「誕生日」をはじめ、「奥地」「性」など10篇収録。 A6サイズ、30ページ。 誰も振り返らなくても、私の居場所はここ。 立ち尽くしている、一人でも群れていても 心はここで。 知識が豊富なわけでは無いけれど、 私は宇宙の果てへ旅行ができる 本を読んで映画を見て、 プラネタリウムで星を見ながら寝息を立てる 探してください 星が星であるための理由を 空の奥地、 遠く手を伸ばしても届かない場所で 光を放つ意味を 私はきっと星になる。 宇宙規模のかくれんぼをしたら 私は私を見つけられない、 私から見える世界そのものが私で 私自身は私では無い と心が憶える時、足が少し浮き上がる。 収録作品「奥地」より
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詩の個展 パンフレット「街に詩があればいいのに。」
¥1,000
2023年11月に開催した詩の個展を振り返るパンフレット。 各展示について写真と文で一つ一つ紹介。 会場に展示されていた詩も数篇収録。 (ミニ詩集に未収録の作品あり) ミニ詩集の特集ページなど星野灯の2023年を凝縮した一冊。 形式:A5サイズ、30ページ
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東京旅行記2023「春」
¥500
東京旅を詩で綴った旅行記。 星野とアーモの異なる視点から描かれた「東京」の詩篇。 旅の中で撮影したアーモの写真も収録。 星野灯の詩6篇とアーモの詩3篇の全9篇 ぼくたちは 思ってる 「生きている」を思ってる だからぼくは「生きている」 人も空もゾウさんも 思っているかな 「生きている」を 「生きてそう」が 「生きている」に 変わる瞬間を知っている そんなきみはぼくのともだち 「ぼくのともだち」猫被りのアーモ 著者:星野灯 猫被りのアーモ 形式:B6サイズ、カラー18ページ
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合同詩集 光を束ねて
¥700
SOLD OUT
星野灯主宰の合同詩集。 「光」をテーマに10人の詩人の詩を束ねた一冊。 A6サイズ、42ページ。 参加詩人 あめ 安藤栞 入間しゅか 裏路地ドクソ 小柳とかげ 鈴木奥 野ばら 林やは 星野灯 森崎葵 写真 華辻りか 主宰のことば この「光」というテーマは、太陽のように真っ直ぐに照らす光だけではなく、 暗闇の中に一つポツンと在る星のような光もさします。 暗闇に紛れてしまって気づかれにくい蝋燭のような光も含めて、一冊に纏めることで、読者を照らすことができたらと思い制作しました。
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We are kawaii ともるんといっしょ
¥500
SOLD OUT
ぬいぐるみ達の世界をのぞいてみませんか? 秘密結社らびっといあーと共作のぬいぐるみ交流記です! ぬいぐるみ視点のお話、可愛い写真、アーモが書いた詩が楽しめる欲張りな内容です! 星野灯の詩1篇とアーモの詩2篇の全3篇 形式:B6サイズ、38ページ
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限定ミニ詩集「ポエトリーゴーランド」
¥700
SOLD OUT
詩の個展「ポエトリーゴーランド」の展示作品の中から10篇を収録した限定ミニ詩集。 一刷限定販売のため、在庫がなくなり次第販売終了となります。 個展の表題作「ポエトリーゴーランド」をはじめ、「倚りかかれない」「のすたるじい」など10篇収録。 A6サイズ、30ページ。 咲いた花を讃えるような そんな詩を読んでいる さみしさのなかで すこしだけ、心は温かくなれる 散った花を集めるような そんな詩を書いている たいようのしたで だからこそ、愛は眩しく見える 大切な何かを 抱えて歩く人が 立ち寄れる場所で 詩は巡る 収録作品「ポエトリーゴーランド」より
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詩誌UNKO
¥1,000
SOLD OUT
子供から大人まで楽しく読める詩誌ができました! 8名の詩人による「うんこ詩」が集まった一冊。 -------- 共同主宰 エキノコックス・高橋克知・星野灯 ゲスト 沖田めぐみ・柿沼オヘロ・川嶋ゆーじ・草野理恵子・鈴木奥 42ページ、A6サイズ。